既婚男性(堤さん)との恋愛

既婚の彼氏から別れを告げられた… 私はどうすればいいんだろう(堤さん37話)

既婚の彼氏から別れを告げられた

コロナによって会えない状態がもう3か月近くなってきて、Lineやメールの連絡回数もどんどん減ってきて。

寂しさは感じていたけれど、人間って怖いもので慣れてしまうんです。
もう堤さんがいない生活なんて想像したくないって思っていたのに、半ば無理矢理堤さんがいない生活を送ってしまったことによって、案外堤さんがいなくても生きていられることを私も内心感じてしまっていたのです。

でもそれは決して口に出してはならないのです。
いなくても大丈夫と口に出したら終わってしまうのです。

それなのに堤さんは…

堤さんから電話したいという連絡。そして…

4月の自粛を乗り越え、5月のゴールデンウィークを過ぎたある日。
堤さんから「ちょっと話したいことがあるんだけど電話出来たりする?」と。

今は家だから無理だけど、車で適当に出かけてそっから電話出来るよ、と伝えるとじゃあ1時間後くらいに電話しよう、ということになりました。

なんか全然Lineとかメールとかできていない中で突然の電話したいという話だったので、なんとなく心がザワザワするような、落ち着かない気分になりながらも車を適当な場所まで走らせて、堤さんからの連絡を待ちました。

堤さんから「電話できる?」とLineが来て、「できるよ」と答えたら電話がかかってきました。

堤さんから切り出された話は…

堤さん「久しぶりだね。元気してた?」

久々に直接会話した堤さんは静かに話し始めました。

私も元気だよ、と応じて軽く近況を話した後…。

「でも珍しいね。電話したいって言うの。また出張してるの?(笑)」と、笑いながら聞いてみると…。

堤さんはその冗談には答えず、うん、あのね、と少し言い淀んだ後…こう言いました。

堤さん

ちはるちゃん、僕たちこのままお別れしよっか

堤さんが別れを告げた理由は…

正直、電話をしたいという話の時点でほんの少しだけ覚悟していたけど、でもコロナの前は自分で言うのもなんだけどかなりラブラブで過ごせてたから、きっと別れ話じゃない、と心の中で一生懸命否定していたのに。

あっさりと『別れ』という単語を出されて、ショックで何も言葉が出ませんでした。

しばらく黙ってしまい、堤さんから「ちはるちゃん、大丈夫?」という声が。
心の中で「別れるって言っといて大丈夫もないだろう」とツッコミつつ、かろうじて「…何で?」と聞けました。

堤さん

ちはるちゃんと会ってる時は本当に楽しかったし、今でも嫌いになったわけじゃ決してないよ。
でもコロナで家で過ごしていてちはるちゃんがいない日々を過ごしてみてから今改めてちはるちゃんとの日々を思い返すと、すごい異常なことやってたな、って思う。

堤さん

それに家で家族と過ごして…。
まぁ妻はどうでもいいけど、やっぱり子供と一緒にいる時間が増えて、何かの拍子で子供を泣かせてしまうことになるって今更気づいちゃったんだ。
この光景が見れなくなるのは僕はやっぱり悲しい。

堤さん

それと同時に僕はちはるちゃんの人生もメチャクチャにしちゃうかもしれないことに今更ながら本当に怖くなった。
これはちはるちゃんと一緒に過ごして情が湧いたからこそだと思う。

堤さん

今コロナで会えなくなって、お互い会えないのが当たり前になっている今が一番悲しまずに別れられるタイミングだと思う。
これからまた会ったりしたら、どんどんズルズルいっちゃうとおもうから。

自分勝手だと思うし、さっきも言ったけど僕はちはるちゃんのこと嫌いじゃない。
だから別れるのはやっぱり辛い。でもここで別れなきゃダメだと思った」

こんな風に話をしてくれました。

むすび:私はどうすればいいんだろう

多分、コロナ前の私だったら。
というかコロナがなければ別れ話もなかったので、その仮定は意味ないかもですが。

別れ話をされたら泣いてすがったり、怒ったり。
何かしらの感情が爆発していたと思うのです。

でもこの時私もコロナという特殊な状況にやられていたのもあって…。
実は心の中で堤さんの言う通りかもしれない、と思ってしまったのもあったのです。

私の場合、コロナで東京にいる子供たちと会えなくなったことで子供たちと会いたくても会えないってこんな不安なんだ、って日々思ってたのも大きかったです。

だからその場では私はやっぱり何も言えなくて…。
素直に「ごめん。今もう頭混乱して何もわからない。また連絡させて。で、その時は絶対に返事して」と言いました。

堤さんも「うん」と言って、電話が終わりました。

私は…どうすればいいんだろう。