既婚男性(堤さん)との恋愛

既婚彼氏から別れの念押しメール 動けない私(堤さん39話)

既婚の彼氏から別れの念押しメール

堤さんから別れようという提案をされてから、もう2週間近くが経とうとしていました。

別れたくない、という気持ちではあるものの、3か月近く堤さんがいなくて当たり前の日々を過ごしていたせいでどこか恋愛に対する情熱の炎が冷めてきてしまい…。

別に別れてもいいのかもな、なんてどこか投げやりな気持ちにもなっていました。

でもいざ「この前のお話し、わかりました。別れを受け入れます」とLineで文字を打とうとすると…。
やっぱりその手は止まってしまうのでした。

そうしてウダウダと時間が経っていくうちに、堤さんから1通のメールが届きました。

別れの念押しのようなメールが届き…

堤さんからのメールは
「柊ちはる 様」
というかしこまった言葉から始まっていて、そのどこか改まった一文を見た瞬間に、心臓がキュッ、となりました。

その後「今までたくさん楽しい時間をくれて僕はとても幸せでした」という一文を見た瞬間に、どういった内容のメールか察してしまい…。

反射的にメール画面を閉じて、しばらく見ることが出来ませんでした。

結局見れたのは翌日の夕方。
そこにはやはり改めて別れを告げる文章が書いてあり。

  • 短い間だけど一緒に過ごせて幸せだった
  • この楽しかった時間が重い出せれば、僕はいつまでも幸せでいられる
  • 僕と一緒に居続けない人生を歩むことが最終的にあなたの幸せになる

というようなことを長文で書いてくれていました。

多分、堤さんからの文章を読んだら泣くだろうな、と思っていたのですが、不思議と涙は出ませんでした。

ただベッドに突っ伏してしばらく「あーあ…」と言い続けていました。

あーあ、終わっちゃった…。
あーあ、私2週間何してたんだろ…。
あーあ、コロナがなければこんなことにならなかったのに…。

色んな感情や思いが混ざった「あーあ…」はしばらく止まりませんでした。

なぜ放置してしまったのか。今でもよくわからない

こうした長文のメールを受け取った私は、何をしたか。

何も、しませんでした。
放置です。

なぜ放置してしまったのか。
今思うと不思議で、何かしら返せばと思うのですが。

でも私はそのメールが来てもやっぱり別れを受け入れてもいいかなあと思う自分と別れを受け入れられない自分の両方がいて…。

堤さんからのメールを貰ってもなんか別れた気がしなかったのです。
なんかまた普通に連絡したら普通に返してくれるんじゃないか。
普通にデートしてくれるんじゃないか。

何せ私の中の記憶にある堤さんは私のことが大好きなままなのです。
その堤さんが私と別れたがっているということがイマイチ現実のことと頭の中で結びつかなかったのです。

だからどうすればいいかわかんなくて…。
そのまま放置してしまったのです。

むすび:こうして私と堤さんの関係はあっけなく終わった…のか?

これで私たちは多分別れた、という状態になったのだと思います。

私の方が返事をしてなくて、気持ち的には一時保留みたいな状態だけど周りから見たら明らかにもう交際してるとは言えない感じですよね。

別れた直後の私は、寂しさも募る時はあったのですが、
それでもどこか今を受け入れているというか…。

結局、コロナで「人と会わないことが当たり前」という状態を受け入れていたから、堤さんと会えないこともしょうがない、という気持ちを引きずっていたように思います。

なので、コロナが落ち着いて収まってきた、という感じになるとやっぱり堤さんのことを思い出したし。
逆にコロナがまた少し増えだしてきたと思うと、そっちの方に気を取られてしまうことが多かったです。

そうして堤さんがいない時間がどんどん過ぎ、季節は夏に差し掛かろうとしていました。