松重さん

初不倫相手松重さんとの最後のやり取り。スッキリ、後悔、悶々…

松重さんとの最後のやり取り

一つの決断が正解か不正解かということはすぐにわかるものではありません。
何日も、何週間も、何か月もかけてやっと「そうしてよかった」と思うこともあるし、むしろ一生かけても正解か不正解かわからないことだっていくらでもある。
50年生きてようやくそのことに気づきかけています。

こんにちは。
柊ちはるです。

松重さんの本当の気持ちを聞きたくて臨んだ3回目のデート
松重さんは誠実に答えてくれたし、言葉だけでなくキスという形で今の自分の気持ちを表現してくれました。

私はその気持ちをしっかり受け止めたうえで松重さんと離れるという決断を下しました。
というより、むしろ決断そのものはずっと前にしていて、私の中で松重さんのキスという素敵な愛情表現をしてもらったことでもう十分だ、と思えたのかもしれません。

なんにせよ、私はもう松重さんとかかわることはないのです。

今回の話は松重さんとの3回目のデートの後日談です。

松重さんからの連絡はもちろんきた

1,2回目のデートの後は2週間くらい間が空いてから連絡が来ましたが、今回はデートが終わった2日後の火曜日にはもう連絡が来ました。

『ちはるちゃんをさらに悩ませてしまうかもしれないけど、僕は今日も変わらずちはるちゃんが大好きです』

『この前も言ったように今すぐ答えを出さなくても、また友達的なお付き合いが続いてもいいです。だけど関係は切りたくない。』

『そういえばこの前おススメしてくれたエッセイも読んだんです!面白かった~』

『車を走らせてたらちはるちゃんが気にりそうなお店を見つけました!また今度行きたいな~』

Lineが来るたびに、私はそれを読むだけで返信ができませんでした。
いわゆる既読スルーをしてしまった、ということです。

柊ちはる

自分が既読スルーされたらすっごく嫌なのに…

松重さんも私が既読を付けたのを確認してから次のLineを送っているように感じました。

私はこの時点で無視を決め込むつもりはなく、返信したい気持ちそのものはあったのですが、なんて返せばいいか全く文章が頭の中に浮かんできませんでした。
自分からお別れを告げた手前、また気軽に連絡するのは違うと思うし、友達として話そうという松重さんの提案も実質恋人になるのが前提になってる感がすごくてやっぱり返信できませんでした。

既読無視するか?何かしら反応するべきか?

このまま既読無視を決め込んでスルーし続ければそのまま次第に自然消滅する気もしました。
私は一度ちゃんと断っているのだし、唐突な感じもありません。

だけどこのまま無視し続けるのもすごく失礼な感じもしました。

これだけ色んな言葉を尽くして私の気を引こうとしているのに、全て無視するというのはやっぱり酷いことだし。

私の方はもう松重さんの誘いに乗るつもりもないのに、私に執着させるのはそれこそ松重さんの時間を無駄にしてしまうから。

あと、正直松重さんのLineが来るたびに、嬉しいと思っている自分がいることも無視できない事実でした。
今はまだ自分の心の決心を貫き通せて入るけれど、これ以上松重さんのLineが来たら、松重さんの元から離れた決心を保てる自信はありませんでした。

返事。そして後悔の念にさいなまれていく

私は返事を返すことにしました。

『松重さん。色々送り過ぎです(笑)

松重さんのことを素敵な人だと思うのは初めてやり取りした時から今までも変わりません。
だけど私はもう松重さんと楽しく関わり合えないです。

これは松重さんに問題があるんじゃなくて、私自身の気持ちの問題です。

他に素敵な人がいるはずだからその方を幸せにしてほしいし、時間を使って欲しい。
でももし素敵な人がいなかったとしても(そんなことないと思うけど!)もう私は松重さんと楽しい時間は過ごせないのです。

最初から最後まで振り回しっぱなしで本当にごめんなさい。』

夜遅くに送ったLine。
返事が来たのは次の日の午前中でした。

『返事ありがとう。
とりあえず返事があったことが嬉しいです。

ちはるちゃんの気持ちはわかる部分もあるし、わからない部分もあります。
僕が恋人として迫ったからこうなったけど、もしあの日迫らなかったらずっと友達としてかかわりあってたよね?

僕もああいう行動を取った手前、無責任だとは思うのだけどやっぱりまた友達関係から再開することはできないかな?』

『あの時迫られなければしばらくは続いていたかもしれませんが、でもいずれ私は『このまま松重さんといていいんだろうか?』って悶々とし出して、結局今と同じ結論を出していると思います。
だから早いか遅いかだけで、今回ただ早まっただけです。

松重さん。せっかくなので私は最後まで自分勝手を貫きます。

もう松重さんのLineにお返しするのもこれが最後です。
嫌いになったとかではなくて、キリがないから。
元気でいてください。』

『僕のためを思ってくれている行動だというのは頭ではわかっているけど、好きな気持ちには誤魔化せない。

だから僕の方からは諦めますとは言いません。

無視してくれても構わないからまた僕がLineを送ることがあれば読んでくれると嬉しいし、
ちはるちゃんからの連絡も僕はいつでも待ってる』

こうしてやり取りが終わりました。

私と松重さんはこうして関係を終えました。

最後のLineを終え、スッキリした後後悔の念が増していく…

最後のLineをやり取りを終えた後は、どこかスッキリしたような気持ちもありました。
これで良かった、私はひと時の夢を見られただけで十分、素敵な思い出としてずっと胸に刻んでこれからの人生を歩んでいこう…。

でも徐々に、後悔の念が大きくなり始めました。
あれだけ自分のことを好いてくれていた松重さん。
私も大好きだった松重さん。

もし松重さんともっと早く出会っていたら…。
キスをした時、私がそのまま身を委ねていたら…。
もしキスした所が誰かが来るような場所ではなくてそのままセックスできるような場所だったら…。

そんな妄想をしても意味がない。
どころか妄想をすればするほどに苦しくなることはわかっていました。
でも夜眠る時、どうしても目を閉じると妄想の世界に浸ってしまう自分がいました。
貪るようなキスを思い出し、悶々として寝付けない日もよくありました。

柊ちはる

実際にキスまでしたことで不倫する前よりも夜の悶々はより激しくなりました…

むすび:夏の盛りの日々に紛らわせていく

そんな後悔の念を抱えていても、私に出来る解消法は気持ちを日常に紛らわせていくことだけです。

松重さんとお別れしてから、少し仕事も忙しくなったり、一人暮らしをしている息子がちょっとした手術で短期入院したりと、バタバタとする日が続きました。

もちろんそんな日々でも夜眠る時はやはり松重さんのことを考えてしまうのですけれど。
でも日常が忙しくなったことで大分気持ち的には紛らわすことが出来ました。

季節はもう夏。
どちらかというと人肌恋しくなる時期ではないことももしかしたらよかったのかもしれません。

そんな風にして私は『不倫』を過去のものとして処理するような日々を送るのでした。