既婚男性(堤さん)との恋愛

マッチングアプリで知り合った既婚男性からついに告白…!? 5回目デート後半戦(堤さん第14話)

マッチングアプリで出会った既婚男性からの告白

堤さんとの5回目のデートが始まりました。

まずは美味しいピザを食べてご満悦な私たち。
その後は広い湖の上をボートに乗ってゆらゆら浮かびまったりするというコースです。

ボートに乗り込む時に私に手を差し出してくれた堤さん。
その手を取って乗り込むことで、初めて堤さんの手を一瞬だけど触ることが出来ました。
そしてボートに乗り込む時に自然と少しだけ抱き寄せられるような感じになって、すごくドキドキしました。

そして堤さんが不慣れながらもボートを漕いでゆっくりと湖の中心部分へ進んで行きました。

ボートの上で時間がゆったりと過ぎながら

ボートを漕ぎながら
「広々としてすごく気持ちが良いですねー!」
「結構ボート漕ぐのって難しいんですね…。想像してた10倍難しいです。」
「あ、なんかあそこ今魚跳ねましたよ!」
「こういう湖のほとりに住んで気ままに釣りしながら過ごすみたいな暮らしもいいですよね」

なんてとりとめもなくいろんな話をしていました。

だけど段々周りの物静かな雰囲気も相まってお互い口数が少なくなっていき…。
自然の静寂の中に溶け込むような時間が流れていきました。

そして不意に堤さんが
「ちはるさん。今日はちはるさんにお話ししたいことがあります」と切り出してきました。

堤さんが語った思い

堤さん

率直に言いますが、僕はちはるさんが好きです。

少し予感はありましたが、いきなりこんな風に真っ直ぐ思いをぶつけられるとは思わなかったので、ビックリしてしまいました。

でも…すごくすごく嬉しかったです。

続けて堤さんは自分の想いを一つずつゆっくりと話してくれました。

堤さん

メッセージを送った時は話せる人がいて嬉しいなって思いが一番で最初から好きな気持ちがあったわけじゃないんです。
でもちはるさんと一緒にいる中で美味しそうにご飯を食べるちはるさんを見たりしているうちに好きになったし、もっと言うとすごく抱きしめたい気持ちもすごくあるんです。

堤さん

でもこの好きは独立した好きで、この気持ちの先に将来的にどうなろうって言うのは全然考えてないんです。
これは正直に言ったほうがいいと思うのでちゃんと言います。
僕はちはるさんを好きだけど、今の家庭から離れようとはおもっていないんです。
これはすごく我儘だし、すごく矛盾しているんですけど、素直な僕の気持ちです。

堤さん

本当はこの気持ちにちゃんと整理を付けてから話すべきだと思いました。
ちはるさんを取るのか、家庭を取るのか。
でもちはるさんに好きと言いたい気持ちも我慢できないし、ちはるさんなら全てを素直に言ったら何か受け止めてくれると思って、今日思いを言いました

堤さん

こんな矛盾を抱えながらですが、これからも一緒にいたいですし、これからはもう一歩深い関係になりたいです。…いかがですか?

私はこの言葉を聞いて本当にうれしくて…。
堤さんが色々と自分の言葉でしゃべってくれたので、私も何か心に響くようなことをお返しで喋らなきゃいけないと思ったんですけど、全然頭に浮かんでこなくて…。

そうして言葉を考えているうちに私が黙ってしまったのを見て堤さんが不安そうな顔をしていたので、結局

柊ちはる

大丈夫です。私も同じことを考えてました。私も好きです。
普通の関係じゃないかもしれないけど、私も堤さんとこれからも楽しい時間を過ごしたいし、抱きしめてもらいたいです。

と答えました。

堤さんは
「ありがとうございます」と一言言って黙ってしまいました。

そしてしばらくたって、
「本当は今すぐ抱きしめたいけど、今ここでしたらバランス崩してボートひっくり返っちゃいそうだから後にしましょう(笑)」と言いました。

私も「そうですね(笑)」と返事をして…。
早く岸に戻りたい気持ちもあるけど、今のこの神秘的で幸せな空気もまだ味わっていたい気持ちもあって、結局その後お互い口数が少なくなりながら30分くらいはゆらゆらとボートの上で過ごしていました。

そして堤さんが「もうそろそろ戻りましょうか」と言って岸に向かってボートを漕いでいくのでした。

車の中でハグ、そして静かなキス

ボートを返却し、車に戻る道でどちらからともなく自然と手を繋ぎました。

そして車に戻るなり、お互い何も言わずに見つめ合ったかと思うと、すぐにハグしあいました。

私も思いっきり抱きしめましたが、堤さんはそれ以上に力を込めてギュッと抱きしめてくれて、堤さんの匂いや息遣いがすごく間近に感じられて本当に幸せがこみ上げてきました。

そしてすごく長い時間ハグしていたような気もするし、5分くらいだったような気もするのですが。
堤さんが少し体を離すと、そっと唇を近づけてキスをしてきました。

深いキスではなく、じっと唇と唇をくっつけるキス。
どんどん私の体から力が抜けていきました。

そして唇をゆっくり離すと
「…本当はこの先もしたいけど、今日はもう遅いからまた今度にしよっか」と。

私も名残惜しいですが、確かに今からさらに先は出来ないので、もう一度だけハグとキスをお願いしておしまいにしました。

むすび:ついに堤さんとお付き合いすることに…!

帰るための駅に向かって堤さんが車を走らせました。

帰りはまた楽しくおしゃべりしながら今日のピザが美味しかったという話や湖もまた来たいねという話や今度はどこに行こうか、って話もしました。

駅についた後も、いつもと同じようにバイバイと手を振ってお別れしました。
駅周辺はさすがに人もそれなりにいますしね。

帰り際に堤さんが「またすぐデートしましょうね」って言ってくれたのがすごく嬉しかったです。

そんな感じで5回目のデートを終えて、ついに堤さんとお付き合いすることが出来ました。
出会ってから半年近くと時間はかかってしまいましたけれど、前彼との傷が残っている状況を考えれば、むしろちょうど良い時間だったと思います。

これから堤さんとどんな楽しいことが待っているんだろうか。
そう考えながら私は電車に揺られながら家へと帰っていきました。