既婚男性(堤さん)との恋愛

堤さん初デート後編 楽しげな堤さんを見るのは楽しい(笑)(堤さん第四話)

堤さん初デート後編

PCMAXで繋がった堤さん。
3か月にも及ぶメッセージのやり取りがあり、共通の趣味の展示があるということで一緒に行こうと誘われ会うことになりました。

それまでははっきりと顔がわからない写真で、どんな人なんだろうと会うのが不安でしたが実際にあった堤さんは雰囲気的には堤真一さんっぽい渋かっこいい感じ。(もちろん堤真一さんご本人にはかないませんが(笑))

穏やかに話をしつつ、ホテルのイタリアンレストランでランチを食べました。

そして約束していた美術館へ向かうことになるのでした。

まるでガイド付き美術館ツアー(笑)

展示がある美術館は美術館そのものも綺麗で広がりがあってとても素敵です。
私は基本的に絵画や彫刻みたいな『ザ・美術品!』みたいなものには興味がないため、普段はほとんど来ないのですが、ごくたまーに自分の守備範囲のものの展示の時は来たりします。

こうした広い美術館って空気がシン…としてて綺麗ですよね。
展示物だけでなく、その場にいる人たちも美術館の空気を作る一員になっている気がします。

と、そんなことを堤さんにも伝えたら(普段美術館に来ない、という部分は言わず笑)
「美術館の空気は僕も大好きです。僕の周りにいる人は皆美術館なんて眠くなるだけじゃん、っていうだけなのでちはるさんみたいな人がいてくれるのは嬉しいです」と言ってくれました。

柊ちはる

なんか先生に褒められた生徒みたいな気分(笑)

と、そんな感じでいざ展示へ。

どんな展示があったか、など展示のことはあれこれ解説してもしょうがないので省きますが…。

堤さんがね。
もうガイドさんなんですよ(笑)

私は何となく物を見て「あー、なんとなくいいなあー、お洒落だなあー」ぐらいの感じなんですけどね。
堤さんはやっぱり色々と詳しくて、
「これは○○というデザイナーが若いころに出した作品で△△の影響を受けてて…」
と色々と解説してくれました。

口調こそ落ち着いて話していましたが、心なしか目がランランと輝いているような(笑)
途中から展示物を見るよりもそんな目を輝かせた堤さんを見るほうが面白くなっていました。

ともあれ、私自身も同じ趣向を持った人と好きな展示物を周れるというのはやっぱり楽しくて、深い解説も聞けてすごく良い時間を過ごすことが出来ました。

美術館のカフェで一休みしつつ…

展示を一通り見終わった後は美術館に併設されているカフェで一休みすることにしました。

「堤さんとこの展示周れたのすっごく良かったです。
私もこの展示は好きですが、堤さんは私以上に好きと言うか愛があふれてる感じがして一緒に見てると幸せな感じになります(笑)」

堤さん「ありがとうございます。僕、ちょっと喋り過ぎでした?僕もちはるさんというわかってくれる人が一緒にいてちょっと興奮しちゃいまして…」

「全然大丈夫です。こんな詳しいガイドしてくれる人と周れて贅沢しちゃいました(笑)」

とそんな話をしつつ、展示のことを話しました。

途中で

「そういえば何で堤さんはこれ好きになったんですか?」

堤さん「昔海外で買い付けするような仕事をやっていたことがあって、その時に現地でこの家具や雑貨を使ったお家を見せてもらったことがあったんですよ。
そこで一目惚れで好きになっちゃいましたね。
家と街と家具と…。全部が混ざりあって素敵な空間を作っていました」

という会話をしました。

これを聞いて思わず心の中で

柊ちはる

好きになるエピソードまでオシャレかおいっ!

って突っ込んじゃいました(笑)

私は家を引っ越しする時に色々と家具を調べて
「こんな素敵なものがあるんだ~」と感動して、なんとなく好きになった、というありがちな理由ですから(笑)

ただ、堤さんがチラッと言った「海外での買い付け」。
これって海外バイヤーさんってことだよね…。
まぁ昔って言ってたので今は違う仕事かもしれないけれど、やっぱり結構大きな仕事をやってて、それなりに地位もある結構立派な人なのかなあ、って思ったりしました。

でもなんとなく、その場ではそれ以上突っ込めなくて堤さんが何の仕事をしているのか、ということは聞けずでした。

次に会うことは…

カフェでの語らいもひと段落付き、もうそろそろお別れの時間です。

会う前も変なテンションで自分でもよくわからない感じでしたが、こうして堤さんと会った後、やっぱり私は自分でもよくわからない感じでした。

恋愛感情があるかと言えば…。
もちろん堤さんは素敵です。
だけど今までのように文章のやり取りをして、時折こうしてランチをして素敵な時間を過ごす…。
そんな友人でも良いという気もするのです。

でも友人になるとして…。
友人だからもちろん無理に会う必要もない、連絡も時折でいいか、と言われると…。
それはなんか嫌なんです。
また会ってみたい、と思う自分がいるのです。

だけど会うまでに3か月かかって、しかも展示があるというきっかけがあってやっと会えた。
これでこのままさよならしたら、また3か月後とかかも。

そんな風に考えた私は思わず
「またどこか遊びに行けるといいですよね。何か行きたい所とかありますか?」と聞いてみました。

そしたら

堤さん

う~ん…。そうですねえ。まぁ何か思いついたら誘いますよ

と。

こ、これは社交辞令と言うか体よく断られただけなのでは…。

顔には出さないようにしましたが、堤さんは私ほど楽しくなかったのかな、とちょっと残念な気持ちになりました。

一応最後は
「今日は楽しかったです。ありがとう」
「こちらこそです。またメール送りますね」
と、まぁこれも定番のあいさつみたいな感じですけど、やり取りをして終わりました。

こうして堤さんとの初めてのデート(?)は幕を閉じたのでした。

むすび:甘酸っぱい空気にはならなかったけど…

総じて言うと今回のデートはすごく楽しかったです。

堤さんの醸し出す上品な感じの雰囲気に少し緊張したし、連れてってくれたのもホテルのレストランなので余計ドキドキしましたけど…。

でも堤さんはすごく清潔感があって渋カッコいい感じで…。
雰囲気も穏やかな感じで話していて落ち着きます。

ただ…。
私自身が恋愛モードじゃなかったのに加え、堤さん自身も特に恋愛モードじゃなかったような感じです。

例えば思い返すと、「綺麗ですね」とか容姿について特に言われなかったんですよね。
いえ、もちろん純粋に褒めてもらえるような容姿でない事はわかっているんです。
でもそれこそ社交辞令的に言うものだと思っていたので。

特にそうした社交辞令すらないのはやっぱり特に恋愛したいわけじゃないのかなあ、と。

私はひそかに堤さんは恋愛を匂わすことはなくても、1日1回は文章のやり取りをするってことはやっぱり恋心があるんじゃないか、ってちょっと思っていたのですが…。
でももしかして本当にただただ文通相手が欲しかっただけなのかも、ってこのデートが終わった後思いました。

こんな感じで私自身も堤さんと恋仲になるつもりはないと言いつつ、アプローチされないとちょっと残念だったりして、よくわかんない感じになっています(笑)